スペクトル形状の制御

振電スペクトルの制御

振電相互作用を制御することでスペクトル形状の制御が可能です。

応用例

2-Naphthalenethio(A) は長波長側に弱い吸収がある分子です。電子状態を制御することでUV吸収スペクトルにおける長波長側の弱い吸収を抑制する分子Bの理論設計に成功しました。

2-naphthalenethiol(A) の計算と実験3の比較(左図)と計算により得られた吸収スペクトル:2-naphthalenethiol(A)と誘導体(B)(右図)。2-Naphthalenethio(A)を振電構造を含めて計算し、実験スペクトルにおける長波長側の弱い吸収を帰属を行いました。吸収は励起状態のS1とS2に帰属されます。理論的考察に基づいて置換基Xを導入しました。これにより長波長側の弱い吸収を抑制され、より急峻なピーク波形を実現しました。

参考文献

(3) R. B. Hannan et al., J. Am. Chem. Soc. 71, 3733-3735 (1949).